いつも同じコーヒーを飲んでいて、なんだか物足りなさを感じていませんか?
スーパーやコンビニで売っているコーヒーでは、満足できる一杯に出会えない…。そんなあなたに、コーヒー通を魅了してやまない至高の一杯をご紹介します。
それがエチオピア産コーヒー「モカイルガチェフェ」です。芳醇な香りと、まるでジャスミンティーのような華やかな風味。一度飲めば、普通のコーヒーには戻れなくなるかもしれません。
この記事ではコーヒー好きなあなたに新たな選択肢をくれるかもしれない魔法の豆について、詳しくご紹介していきます。毎朝の一杯が特別な時間になること、間違いありません。さあ、至福のコーヒー体験への扉を開きましょう。
好きなコーヒー銘柄 コスタリカジャガーハニー、モカなど
コーヒーは1日3~5杯は飲んでいます。好きな時に飲みたいのでハンドドリップ派。ブラックかカフェオレ(砂糖なし)が好きです。酸味よりコク重視。
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エチオピア産モカイルガチェフェの基本情報
エチオピア産モカイルガチェフェは「香りの女王」とも称され、コーヒー発祥の地エチオピアを代表する最高級品として知られています。
イルガチェフェ地区で栽培される高品質なアラビカ種は、その卓越した品質管理と独特の栽培環境により、世界中のコーヒー愛好家から高く評価されています。
以下では、この特別なコーヒーの産地や風味、歴史について詳しく解説していきます。
イルガチェフェ地区の特徴と気候
イルガチェフェ地区は、エチオピア南部のシダモ地方に位置します。
標高 | 標高1,700mから2,200mの高地 |
年間気温 | 平均気温が20℃前後(昼夜の寒暖差が大きい) |
年間降雨量 | 年間降雨量は1,500mm以上で適度な乾季と雨季がある |
土壌特性 | 火山灰性土壌でミネラル分が豊富に含まれる |
火山性の土壌と昼夜の寒暖差が大きい気候条件が、豆の成熟をゆっくりと進め、コーヒー豆の複雑な風味を生み出す要因となっています。
モカイルガチェフェの風味
モカイルガチェフェは「香りの女王」と呼ばれ、独特な風味と香りが際立つコーヒーです。
香り | ジャスミンを思わせる華やかな香り |
風味 | 柑橘系(レモン、グレープフルーツ)系の明るい酸味豊かな甘み |
後味 | 紅茶のような上品な渋み |
柑橘系のフルーツの酸味と、口に広がる甘み、洗練された味わいのバランスが、世界中のコーヒー愛好家を魅了し続けているのです。
モカイルガチェフェコーヒーの歴史
エチオピアはコーヒーの原産地であり、コーヒーの起源にまつわる伝説もあります。
ヤギ飼いの少年「カルディ」が、自分の飼うヤギが赤い実を食べて活動的になるのを発見し、自分でも試して効果に驚いたことから始まったとされています。
エチオピアには「カリオモン」という文化があり、大切な家族や友人に、丁寧に淹れたコーヒーを振る舞うというものです。コミュニケーションやおもてなしの一環として生活様式に深く根付いてきたのが、エチオピアコーヒーです。
16世紀から | 本格的なコーヒー栽培、輸出が始まる(当初は小規模な生産だったが、品質が国際市場で認められる) |
20世紀後半から | モカイルガチェフェの品質が再評価品質管理体制が確立すると、世界的な評価も上昇 |
21世紀初頭 | サードウェーブコーヒーの影響を受け、高品質なシングルオリジン(単一農園・単一品種)として注目されるようになる |
現在では外貨を稼ぐ主要品目のひとつであり、エチオピア国内でのコーヒーの取り扱いが厳しくなっています(2023年11月時点)。
承認された手順に従って焙煎(ばいせん)などの処理が行われた「付加価値のあるコーヒー」を、エチオピア国内の「1.定められたホテル、レストランなど、2.空港、3.観光公園、4.国際イベントなどの開催地」において外貨で販売できるとしている。(引用:JETRO ビジネス短信)
エチオピア国内で外貨で購入も可能になっていますが、エチオピア航空ではコーヒーの持ち出し制限重量が2kgとされているようで、今後の動向にも注目が集まります。
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エチオピア産モカイルガチェフェの品質と等級
イルガチェフェコーヒーの品質評価は、厳格な基準で行われています。
エチオピアコーヒーの等級システムは、豆の大きさ、形状、欠点豆の混入率など、複数の要素を総合的に評価します。エチオピアのコーヒーでよく聞くモカとイルガチェフェには、異なる特徴があります。
モカ | イエメンの港町モカから輸出されたコーヒーを指し、エチオピアのコーヒーも含まれているイエメンとエチオピアのコーヒーの総称 |
イルガチェフェ | エチオピア南部シダモ地方にある、特定の地域イルガチェフェ地域産のコーヒーのみが使える名称 |
エチオピアのコーヒーでに注目すべきは、G1とG2の格付けの違いと、その品質管理体制の徹底ぶりです。
格付けは国によって評価基準が異なりますが、エチオピアのコーヒー豆は主に「欠点豆の数」で評価し、詳細は以下の通りです。
G1とG2の違いと特徴
生豆300gに含まれる欠点豆の数によって等級が決まり、グレード分けがされています。
G1(グレード1):最高品質 | 0~3個の欠点豆豆の大きさが均一、形状が完璧なもの |
G2(グレード2):高品質 | 4~12個の欠点豆やや小粒の豆も含むが、高品質 |
G3(グレード3) | 13~27個の欠点豆 |
G4(グレード4) | 28~45個の欠点豆 |
G5(グレード5) | 46~90個の欠点豆 |
高品質なコーヒーはG1、G2に分類されます。現在エチオピアから輸出されるコーヒーはG5までが大半を占めています。
モカイルガチェフェの品質管理と格付け
品質管理は収穫から輸出まで、各工程で厳密に行われています。特に重要なのが、収穫後の選別作業、次に輸送と保管作業になります。
生豆の水洗処理(ウォッシュド) | 収穫後すぐに、豆を水で洗って乾燥させるプロセス特定の精製工場で行われる |
生豆の選別(ハンドピック) | 欠点豆を取り除く作業焙煎前と後に手作業で行う |
輸送と保管 | 輸送されるまで、輸送の間の管理状況が重要リーファコンテナ(温度・湿度を保つ)の利用 |
またカッピング(味覚評価)においても、国際基準に基づいた評価が行われ、スコアシートによって風味特性が細かく記録されています。
2024年にHacea COFFEE SOURCEが行った出荷前カッピングでは、エチオピアイルガチェフェ(アリチャ アドルシ G1 ナチュラル)は86.5という高スコアを獲得しています!(公式サイト:Hacea COFFEE SOURCE)
カッピングスコアは一般的に、84点でスペシャルティコーヒー、86点以上でCOE(カップオブエクセレンス)レベルとされていますので、品質の高さがうかがえますね。
収穫時期と生産量について
イルガチェフェ地区での収穫は、行われます。
収穫時期 | 主に10月から1月にかけて行われる。地域によっては2月まで収穫する |
収穫方法 | コーヒーチェリーが熟した時期に、手摘みで収穫する |
年間生産量(2022年) | エチオピア全体では約496,200tなので、イルガチェフェ単独の量は数万tか(参考:国連食糧農業機関) |
天候条件により収量は変動しますが、エチオピア政府はコーヒー輸出の最低登録価格設定により市場の安定化を図っています。
エチオピア産モカイルガチェフェの味わいと特徴
モカイルガチェフェの特筆すべき点は、その卓越した味わいの複雑さと優雅な香りにあります。精製方法はウォッシュド製法とナチュラル製法の2種類が主流で、それぞれ異なる味わいを醸し出します。
それぞれの製法が生み出す独特の味わいについて、以下でご紹介します。
モカイルガチェフェの製法
モカイルガチェフェの製法は、コーヒー豆から果実を取り除く工程で2種類に分かれます。
製法 | 方法 | 風味 |
ナチュラル | コーヒー豆を果実がついたまま乾燥乾燥の過程で発酵が進む | フルーティーで甘い花の香り |
ウォッシュド | 果実から果肉を除去、水洗い後に乾燥モカイルガチェフェで主流の製法 | すっきりした味わい明るい酸味 |
ウォッシュド製法により、クリーンで明確な酸味と透明感のある味わいが引き出されます。一方、ナチュラル製法では、果実ごと天日乾燥させることで、より濃厚な甘みが特徴となります。どちらの製法も、独自の品質管理基準により厳密に行われています。
モカイルガチェフェの香りと風味
「香りの女王」と称されるモカイルガチェフェの香り高さと、風味についてご説明します。
香り | ベリーや柑橘を感じさせる華やかな香り |
---|---|
風味 | レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の風味ナチュラル製法の豆ではフルーツの味わいが際立っている |
酸味 | 明るい酸味 |
甘さ | チョコレートのような甘さ |
最も魅力的なのは、ジャスミンのような花の香り、ベルガモット(ミカン科の柑橘類)を思わせる紅茶の香りです。そこへチョコレートのような甘みが加わり、より豊かな風味を作り出しています。
他のエチオピアコーヒーとの違い
モカシダモなど、他のエチオピアコーヒーと比較すると、モカイルガチェフェは特に花のような香りが際立っています。他のコーヒーと比較した味わいの違いをまとめてみます。
地方 | 風味 |
---|---|
イルガチェフェ | ジャスミン・柑橘系の華やかな香り明るい酸味 |
シダモ地方(エチオピア南部) | フルーティーな風味重厚なボディ |
ハラー地方 | スパイシーな風味力強さを感じさせるハラーコーヒーには「ボールドグレイン」という品種がある「モカの貴婦人」とも称される高級品 |
リム地方 | ナッツのような風味クリーミーな口当たり |
ジンマ地方 | 土や木を思わせる香り味わいが深い |
エチオピアコーヒーの風味の多様性は、その土地の気候や土壌、栽培方法によって形成されたものであり、特徴的な味わいを生み出す要因となっています。
ハラーコーヒーは、エチオピアのハラー地区で生産される高品質なコーヒー豆です。この地域は、コーヒーの発祥地とされており、特に古くから栽培が行われてきたことで知られています。ハラー地区のコーヒーは、標高1,500〜2,100メートルの高地で育てられ、昼夜の温度差や豊富な日照時間が豆の成長に寄与しています。
ハラーコーヒーにはいくつかの種類がありますが、その中でも「ボールドグレイン」と呼ばれるものが特に高品質とされています。ボールドグレインは、豆の大きさによって選別されたもので、通常のロングベリーやショートベリーよりも大粒で、風味が豊かです。味わいは甘酸っぱく、フルーティーな香りが特徴で、後味にはマイルドな甘さが残ります。
ナチュラル精製法で処理されることが多く、果肉をつけたまま乾燥させることで独特の風味を引き出します。具体的には、ブルーベリーやレーズン、シナモン、チョコレートのようなノートが感じられます。
シダモコーヒーはエチオピア南西部のシダモ地方で生産される特別なコーヒーで、その特徴的な風味と香りが多くのコーヒー愛好者に支持されています。
- 特徴: シダモコーヒーは、フルーティーで甘みがあり、酸味が適度に感じられることが特徴です。特に、エチオピアシダモは複雑な甘さと野生的な風味を持ち、後口に渋さが残ることがあります。
- 加工方法: シダモ地方では主にウォッシュド(洗浄式)とナチュラル(自然乾燥式)の2つの精製方法が用いられています。ウォッシュドシダモはスッキリとした酸味と香りが特徴で、ナチュラル精製ではよりフルーティーで甘みの強い風味が引き出されます。
- 味わい: シダモコーヒーは、ダークチェリーやウイスキーに漬けたドライイチジク、ダークチョコレートなどのフレーバーが感じられます。また、深煎りにすることでカラメルのような苦味や甘さも楽しめます。
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エチオピア産モカイルガチェフェをおいしく飲む方法
最高品質のモカイルガチェフェの魅力を最大限に引き出すには、適切な焙煎度と抽出方法の選択が重要です。その繊細な風味特性を活かすため、以下に詳細な抽出方法をご紹介します。
おすすめの焙煎度と挽き方
モカイルガチェフェは、浅煎り(ライトロースト)から中煎り(シティロースト)の範囲が最適です。浅煎りと中煎りにした時の風味の違いは、以下の通りになります。
焙煎度 | 味わえる風味 |
浅煎り | フローラルな香りで柑橘系の酸味が際立つストレートで飲むのがおすすめ |
中煎り | 酸味と甘みのバランス、ワインのような香り |
また、挽き方は抽出方法に応じて調整します。ペーパードリップの場合は中細挽き、フレンチプレスでは粗挽きにすると、最適な抽出が可能となります。
おすすめの抽出方法
最も相性の良い抽出方法はペーパードリップなので、抽出時のポイントをご説明します。
水温 | 90℃前後に設定する(88℃が最適)粉に対する湯の量は1:15が理想的 |
コーヒー粉 | 中細挽きがベスト |
抽出時間 | 最初に蒸らす時間も入れて3分ほど |
またフレンチプレスでの抽出も、イルガチェフェのコーヒーのしっかりしたボディを味わえるためおすすめできます。
おいしく飲むための淹れ方
ポイントを押さえて、イルガチェフェの風味を十二分に引き出せる抽出方法を紹介します。
- 豆は使用直前に挽き、1杯あたり15-18gを使用(お好みで調節)
- フィルターは事前に湯通しを行い、雑味を除去
- フィルターにコーヒー粉を入れ、蒸らす(30秒間、粉全体が均一に湿るように)
- 円を描くように少しずつ注水し、全体で3分ほどで5~6回に分けて注ぐ
- 最終的な抽出量は200ccほどになる
温度が下がるにつれて風味が変化するため、65-75℃程度で飲み始めることをおすすめします。特に酸味と華やかな香りを楽しむなら、熱々よりもやや温度が下がった状態がベストです。
エチオピア産モカイルガチェフェおすすめの豆・粉6選
現在販売されているモカイルガチェフェの中から、品質と評価の高い商品を選んでご紹介します。特徴や焙煎度、価格帯など、購入の際の参考となる情報を詳しく解説していきます。
銀河コーヒーのモカイルガチェフ ナチュラル
フルーティーな甘みと華やかな香りが特徴的な、G1規格の逸品です。中煎りで、豆の個性が存分に引き出されています。
150gで1,180円(税込)、350gで2,360円(税込)となっています。
エチオピアのコチャレ農園で、完熟した果実を天日乾燥させるナチュラル製法により精製されたもので、独特のフルーティ感が味わえます。柔らかな甘みと酸味も味わえます。(公式サイト:銀河コーヒー)
銀河コーヒーのモカイルガチェフ(ウォッシュド精製)
同じくエチオピアのコチャレ農園生産のコーヒーで、こちらは水出しコーヒーバッグです。
ウォッシュド精製によるもので、よりクリアな酸味とすっきりとした後味が特徴です。低温でじっくりと抽出する水出しコーヒーは苦みを感じにくくなり、甘さやさわやかさが引き出されます。苦いコーヒーは苦手な方にも、こちらのコーヒーバッグはおすすめです。
40g×4バッグ(12から16杯程度飲める)で1,380円(税込)、40g×9バッグ(30から35杯程度飲める)2,760円(税込)で、デイリーユースにも適しています。(公式サイト:銀河コーヒー)
しげとし珈琲のエチオピア・モカ・イルガチェフェ
エチオピアのアリーチャ・ウォッシングステーション生産の豆で、ウォッシュ精製によって作られています。
フローラルな香りと繊細な酸味が特徴です。焙煎度はお好みに合わせて選べるので、使用範囲が広いです。豆本来の風味を最大限に引き出しています。200gで1,890円(税込)です。(公式サイト:しげとし珈琲)
東京コーヒーのデカフェ モカ エチオピア
中深煎りのカフェインレスでありながら、甘みと苦みをしっかり感じられ、モカ本来の風味を損なわないよう丁寧に加工されています。こちらはイルガチェフェとは違う豆ですが、珍しいカフェインレスなのでぜひご紹介したい一品となります。
カフェインの摂取を控えておられる方も飲んでいただける、カフェイン98.31%カットの商品です。
200gで2,230円(税込)、400gで3,480円となります。豆のままの購入が推奨されています。
スイスウォータープロセス製法により、クリーンな味わいを実現しています。200g 3,200円前後。カフェインを控えたい夜のコーヒータイムにもおすすめです。(公式サイト:東京コーヒー)
武コーヒーラボの【水出し】エチオピア/イルガチェフェコーヒー豆
水出し専用にブレンドされた特別なテイストが特徴です。24時間かけてじっくりと抽出することで、紅茶のようなまろやかな甘みと爽やかな酸味を楽しめます。
40g×3パックで 1,200円(税込)です。1パックで600ml作れるので、夏季に特に人気の商品です。レモンや炭酸を加えたアレンジコーヒーとしてもおすすめされています。(公式サイト:武コーヒーラボ)
武コーヒーラボのエチオピア/イルガチェフェG1ナチュラル豆
最高級グレードG1の豆を使用し、完熟度の高い果実のみを厳選しています。ベリー系の香りと甘みが特徴的です。
100g で800円(税込)です。。こちらのお店のコーヒーは、「毎日手軽に飲める」コーヒーをとして、コーヒーメーカーでも美味しく淹れられるコーヒーとなっています。
毎日が忙しくてゆっくりハンドドリップする時間がない・・・と思われる方にはおすすめできる商品です。(公式サイト:武コーヒーラボ)
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エチオピア産モカイルガチェフェに関するよくある質問と回答
高級コーヒーであるモカイルガチェフェについて、消費者からよく寄せられる疑問や質問についてて、具体的な答えと実践的なアドバイスをまとめました。
コカイルガチェフェは初めての方からコーヒー愛好家まで、より深くモカイルガチェフェを理解し楽しむための情報をお届けします!
日本でモカイルガチェフェを飲める場所はありますか?
全国の専門店やスペシャルティコーヒーショップで提供されています。特に以下の店舗がおすすめです。
店名 | 特徴 |
---|---|
小川珈琲 本店(京都市右京区) | 赤ワインのような香りと酸味モカイルガチェフェは750円(税込) |
前田珈琲 室町本店(京都市中京区) | コンガ農協生産のイルガチェフェ香り高い「弁慶」1,000円(税込) |
この他にも、各地のスペシャルティコーヒー専門店で限定発売や試飲を行う場合もあるようです。「エチオピア産モカ」とのみ記載されているものもあるので、気になる方は店舗に直接確認をしてみてください。
一般的な価格はどのくらいですか?
豆の価格帯は割と幅広く、以下の通りです。
100gあたり(生豆) | 800円~1,200円位。特別なロットはさらに高額になるオーガニック認証を受けたものは珍しく、高い |
---|---|
カフェでの1杯あたり | 600円~1,000円位割高だが、ベストな状態のものが飲める |
なお、豆の品質や店舗によって価格は変動します。生豆の購入やカフェへの来店を検討する方は、問い合わせをして最新の情報を確認するのが確実でしょう。
おすすめの飲み方はありますか?
最も風味を楽しめる飲み方としては、ストレートです。華やかなジャスミンのような香りと、柔らかい酸味のマリアージュという「香りの女王」の素晴らしさを堪能できます。
その他のおすすめの飲み方をご紹介します。
アイスコーヒー | 冷水で抽出すると、芳醇な香りと甘みのバランスが引き立つ。コーヒーの苦みが抑えられるので、苦さが苦手な方にもおすすめ |
エスプレッソ | フルーティーな香りと深いコクが際立つカフェラテ、カフェオレのベースにも向いている |
塩コーヒー | エチオピアで親しまれている飲み方で、塩や砂糖を入れるシナモンやカルダモンなどのスパイスを加えて深みを出す |
また、生チョコレートを作る際にモカイルガチェフェを加えると、コーヒーの風味が香るチョコレートが出来上がります。
モカイルガチェフェは、温度による風味の変化も楽しむために、少量ずつ時間をかけて飲むことをおすすめします。特にフローラルな香りの高さは、75℃程度でより豊かに感じられるでしょう。
まとめ:エチオピア産モカイルガチェフェで優雅なひとときを
エチオピア産モカイルガチェフェは「香りの女王」と呼ばれ、高級コーヒーとしての地位を築いています。
このコーヒーを最大限に楽しむためには、適切な保存方法と抽出がカギになります。豆は必ず新鮮なものを選び、使用直前に挽くと、その魅力的な香りと味わいを存分に引き出すことができます。また、温度や抽出時間にも注意して淹れると、より味わい深くなります。
特別な日のコーヒーとして、また、大切な人とのひとときを彩る一杯として、モカイルガチェフェは最適でしょう。
このコーヒーはエチオピアの豊かな自然と、エチオピアの人々の文化の集大成とも言えます。モカイルガチェフェを通じて、コーヒー文化の深さと魅力を再発見してください。
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