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コーヒーデータ用語
コーヒーデータ用語について私自身の勉強用も兼ねてまとめました。
抽出データ
Costa Rica🇨🇷Don Joel SL28 Washed
20g, Comandante REDCLIX 38 clicks
96℃, Ratio 1:18, Total Time 3:40
TDS1.35%, EY21.60%私が2番目に好きなカスタムウォーターレシピ。
GH80 / KH40
MgSO4 80 / NaHCO3 40
引用:X
Costa Rica🇨🇷 Don Joel SL28 Washed
コスタリカ産の「Don Joel」という農園で栽培されたSL28(ケニア発祥の品種)のウォッシュドプロセス(Washed)コーヒー。
20g, Comandante REDCLIX 38 clicks
- 20g → 使用するコーヒー豆の量
- Comandante REDCLIX → 高精度な手挽きミル「コマンダンテ」のRed Clixモデル(微調整しやすい)
- 38 clicks → コマンダンテの調整ダイヤルを38クリックの位置に設定(中粗挽きぐらい)
96℃, Ratio 1:18, Total Time 3:40
- 96℃ → お湯の温度(やや高め)
- Ratio 1:18 → コーヒー粉1gに対して18gの水を使う(一般的なバランス)
- Total Time 3:40 → 抽出にかかる合計時間(3分40秒)
TDS 1.35%, EY 21.60%
- TDS (Total Dissolved Solids) 1.35% → コーヒー液の中にどれくらいの成分が溶け出したか(味の濃さ)
- EY (Extraction Yield) 21.60% → コーヒー粉のうち何%の成分が抽出されたか(適正範囲は18〜22%)
GH80 / KH40
- GH (General Hardness, 総硬度) 80 → カルシウムやマグネシウムの量(水の硬さ)
- KH (Carbonate Hardness, 炭酸塩硬度) 40 → 水のアルカリ度(酸を中和する能力)
MgSO4 80 / NaHCO3 40
- MgSO₄(硫酸マグネシウム)80 → マグネシウム由来の硬度を増やし、ボディ感や甘さを強調
- NaHCO₃(重炭酸ナトリウム / ベーキングソーダ)40 → 水のpHを調整し、酸味のバランスをとる
✅ やや高めの温度でしっかり成分を引き出し、濃度1.35%のクリアな味わいを狙っている
✅ GH80(硬度高め)でボディ感を出しつつ、KH40で酸のバランスをとる
✅ マグネシウムを多めに入れて甘さや透明感を強調
コーヒー豆の農園・地方
コーヒー豆の農園・地方に関して用語集をまとめました。
南米
南米のコーヒー豆の農園・地方に関して用語集をまとめました。
コロンビア エル・ディビゾ農園
コロンビア エル・ディビゾ農園は、コロンビアの南西部に位置する特別なコーヒー農園です。主に「カツーラ」、「コロンビア」、「カスティージョ」などのコーヒー品種が栽培されています。
エル・ディビゾ農園は、標高1,400メートルから1,800メートルの高地に位置しています。
ホセ・ウリベ・ラッソが2000年代初頭にナリーニョから移住し、購入したものです。農園は地元のコーヒー研究機関と協力して、品質の高い商品を生産しています。
エル・ディビゾ農園で生産されるコーヒーは、熟した果実のような豊かな味わいが特徴です。特に、オンブリゴン種のコーヒーは、エチオピア原生種の変異種とされ、独特な味わいを持っています。
コロンビア南西部のヒラ県は土壌に豊富な有機物を含むため、ここで育つコーヒー豆は高品質で、農園の特定のフレーバーを生み出す要因となっています。エル・ディビゾ農園には、7エーカーに満たない複数の小規模生産者が共同で運営しているため、高い品質が維持されているのです
パナマ・ブラックムーン農園
パナマ・ブラックムーン農園は、再生農業の手法を用いているコーヒー農園で、標高1700mから1780mに位置しています。
農園では、主にゲイシャやチロソといった希少なコーヒー品種が栽培されています。特に、ブラックムーンのコーヒーは、2023年の「ベスト・オブ・パナマ」コンテストで91.88点を獲得しています。
コーヒーの風味は高い甘さを特徴としており、オレンジキャンディのような風味を持つと評されています。また、非常にクリアな味わいがあり、発酵味は感じられない特徴があります。
ブラックムーン農園は、再生農業に取り組んでおり、土壌の健康を改善するための独自の技術を使用しています。また、気候条件もコーヒーの品質に寄与しており、特に昼夜の温度差が大きいことで、芳醇な香りを持つコーヒー豆が育成されています。
さらに、農園では環境への配慮から、農薬や化学肥料の使用を極力抑えた持続可能な方法でコーヒーを栽培しています。
パナマ タラマンカス農園
パナマ タラマンカス農園は、コスタリカとパナマにまたがるラ・アミスタッド国立公園の中にあり、タラマンカ山脈の麓に位置しています。農園は非常に豊かな自然環境に囲まれており、質の高いコーヒー栽培が行われています。
この農園は、特にゲイシャ種のコーヒー豆で知られています。ゲイシャはその独特な風味と香りで多くのコーヒー愛好者から高く評価されています。タラマンカス農園のゲイシャコーヒーは、「アールグレイティーのようなエレガントな香りや、 peachやレモンのフレーバーを含む繊細な味わい」が特徴です。
特に水洗式で処理されたゲイシャ豆は、その品質の高さから市場でも非常に人気があり、数多くの販売店で取り扱われています。
タラマンカス農園は、過去四世代にわたりこの地でコーヒー栽培と加工に携わってきた家族経営の農園です。この農園では、環境を大切にしながら高品質なコーヒー豆の栽培に注力しており、タラマンカ山脈の生態系を守る活動も行っています。
また、コーヒー豆の最高標高は1,350~1,400mで、特に栽培に適した条件が揃っています。豆は主にウォッシュドプロセスで処理され、甘さときれいな酸味が引き出されています
グアテマラ オリエンテ
グアテマラ・オリエンテは、グアテマラの南東部に位置する地域で、特にコーヒー生産において知られています。1950年代以降、この地域でコーヒーの栽培が開始され、現在では山岳地帯に多数の農場が点在し、高品質なコーヒー豆が生産されています。
グアテマラ・オリエンテのコーヒーは、フルーティな風味が際立っており、特にベリー系の香りが豊かです。飲む前から香るベリーの香りが特徴で、口に含むとフルーティな酸味と甘味、しっかりしたボディ感を楽しむことができます。また、甘酸っぱい風味があり、時にはチョコレートやカカオのような甘さも感じられます。
流通面では、ユーエスフーズやワールドビンズなど、複数の販売業者があり、さまざまなタイプのパッケージや焙煎方法が選べます。
グアテマラ アティトラン地区
グアテマラのアティトラン地区で生産されるコーヒーは、その豊かな風味と香りで知られています。成分において優れた酸味を持ち、特に柑橘系のフレーバーが感じられる傾向があります。
アティトランのコーヒーは、無農薬で栽培され、手摘みで収穫された後、丁寧に加工されています。天日での乾燥も行われるため、自然な甘みや複雑な風味が引き出されています。
特に「グァテマラ アティトラン ブルーレイク」は、マヤの末裔によって丁寧に作られた特別なコーヒーとして知られ、その品質は高く評価されています。
アティトラン湖周辺は、高標高のため、気候が安定しており、コーヒー豆の成熟に適した環境です。標高1600mを超える場所で栽培されたコーヒー豆は、特に優れた酸味を持つとされています。
グアテマラ エスペランサ農園
グアテマラ エスペランサ農園は、スペシャルティコーヒーの生産で著名な農園であり、国際品評会「カップ・オブ・エクセレンス」において毎年優勝争いを繰り広げています。特にパカマラ品種のコーヒーが知られており、その風味は非常に高評価されています。
エスペランサ農園では、ウォッシュトプロセスが用いられており、コーヒーの味わいをクリアに保つために、厳格な品質管理が行われています。
エスペランサ農園のコーヒーは、甘さ、酸味、苦味、コクのバランスが素晴らしく、特にまろやかな口当たりが特徴です。
ブラジル サントスNo,2
ブラジル サントスNo.2は、世界中で広く愛されているコーヒー豆の一つです。
特にマイルドな風味が特徴で、酸味が控えめで軽快なボディを持っています。そのため、さまざまな飲み方に適しており、ブレンドにも使用されることが多いです。
サントスNo.2は、ブラジルのサンパウロ州にあるサントス港周辺で生産されており、ここは南米最大の港であり、コーヒー豆の主要な輸出地として知られています。
焙煎後にミルクや砂糖と合わせても美味しく、コーヒー初心者から愛好者まで幅広く支持されています。また、特に日本人に馴染みの深い味わいであり、家庭でのコーヒーとしても非常に人気があります。
一般的に、サントスNo.2はブレンドのベースとしても利用され、他の豆と合わせることでより深い味わいを楽しめます。
サントスNo.2は、商業的に重要なため、世界中に輸出されており、その品質は安定していると評価されています。
ペルー サントス
甘味が強く、苦味は控えめであるため、飲みやすいのが特長です。完熟したフルーツのような香りとほのかな酸味が絶妙にバランスされています。
コーヒーは、化学農薬や化学肥料を使用せずに栽培されており、自然に優しい生産方法が採用されています。
ペルーは、マチュピチュやナスカの地上絵などミステリアスな魅力を持つ国であり、その豊かな自然環境がサントスコーヒーの品質に寄与しています。コーヒーの生産は地域経済において重要な役割を果たしており、ペルーは世界第8位のコーヒー豆生産国としても知られていま
メキシコ・サンタ テレサ農園
メキシコのサンタテレサ農園は、特に高品質なスペシャリティコーヒーの生産地として知られています。
農園は主にチアパス地域に位置し、ナチュラル精製方法を用いてコーヒーを生産しています。ナチュラルプロセスでは、コーヒーチェリーを実のまま乾燥させることで、果実の風味を豊かに保つことが可能です。
サンタ テレサのコーヒーには、リンゴやキャラメルのような甘さ、さらにクローブやチョコレートの風味が感じられることがあります。
コーヒーの品種には、ブルボン、マラゴジペ種が含まれており、焙煎度合いは高めで、ビターチョコレートやフローラルな香りが特徴です。
コスタリカージャガーハニー
コスタリカ ジャガーコーヒーは、加工法として「ハニープロセス」が用いられるため、果実の甘味が特に強調されます。
コスタリカのジャガーコーヒーは、特にハニー加工法で知られるユニークな種類のコーヒーで、果実の甘味と香りが際立っています。
例えば、深煎りにすると、焦がしキャラメルのような甘さや微かなメロンのニュアンスも感じられます。シロップのようなコクを持つものや、アップルのようなジューシーな酸味を持つタイプ。
コスタリカ フォレストマウンテン
コスタリカ フォレストマウンテンは、コスタリカの中でも特に優れたコーヒーの一種で、タラス・コラリージョ地区で栽培されています。
爽やかな柑橘系の甘味と酸味が特徴で、程よいバランスのとれたコクを持っています。また、マイルドなアフターテイストが楽しめることから、スペシャリティコーヒーとして高く評価されています。特にQグレード認証を受けており、そのスコアは81.58点とされています
コスタリカ ボナビスタ農園
コスタリカのボナビスタ農園は、タラス地区に位置し、標高1950mという高地にあります。家族経営で50年以上にわたりコーヒーを生産しており、特に「ボナ・ビスタ農園」のハニープロセスは評価されています。
ボナビスタ農園は、コーヒーの栽培に最適な条件を提供する肥沃な土壌と気候を持っています。そのため、特に明るい酸味とはちみつのような滑らかさが特徴的なコーヒー豆が生産されています。これにより、フルーティーなフレーバーと立体感があり、後味も甘さの印象で消えていくことが魅力です
エルサルバドル アグアカリエンテ農園
エルサルバドルのアグアカリエンテ農園は、特に質の高いコーヒーを生産することで知られています。エルサルバドルのアタコ地区に位置し、豊富な天然温泉水を利用して伝統的な発酵水洗処理を行っています。
アグアカリエンテ農園で生産されるコーヒーは、爽やかな柑橘系の酸味と、ハチミツやキャラメルのような甘さをしっかりと持っており、シルキーな口当たりが特徴です。
特にSHG(Strictly High Grown)等級のコーヒーも提供されています。SHGは、高地で栽培されるコーヒーで、一般的に品質が高いとされており、アグアカリエンテ農園もこの等級を誇っています。
アグアカリエンテ農園のコーヒーは、温泉水を利用した独自の水洗処理技術によって、他の農園とは異なるユニークな風味を持っています。
アグアカリエンテ農園でのコーヒー生産は、家族経営で親子3代にわたっています。この農園は、環境に配慮した農法にも力を入れており、持続可能な農業を実践しています。
グアテマラ エルインヘルト農園
エルインヘルト農園は、グアテマラのウエウエテナンゴ県に位置し、特に優れたコーヒー豆を生産することで知られています。700ヘクタール以上の広大な面積を有し、様々なコーヒー品種を育てています。
エルインヘルトのコーヒーは、その独特な風味が高く評価されています。たとえば、オレンジやピーチの豊かな果実味と華やかな香りが特徴です。味わいは、シルキーな口当たりからジューシーな甘さが広がり、非常に飲みやすいものとなっています。
エルインヘルト農園では、収穫から精製、出荷までの全工程を自社で管理しています。
特に、ウェットミル(果肉除去・水洗処理・乾燥処理)およびドライミル(脱穀・選別)の設備が整っており、新鮮なコーヒーを確保しています。また、原生林に囲まれたテロワールがコーヒーに独特な風味を与える要因とされています
アフリカ
アフリカのコーヒー豆の農園・地方に関して用語集をまとめました。
エチオピア・ムルゲタ
エチオピア・ムルゲタは、最近のコーヒー界で注目されている生産者で、特にそのアナエロビックプロセスを用いたコーヒーで知られています。彼のコーヒーは、2022年に開催されたカップ・オブ・エクセレンスで優勝したロットを生産しました。
ストロベリーやコンブチャ、グリーンアップルなどが含まれ、ローストレベルはライトからミディアムライトに設定されています。また、ベストな抽出方法としては、エアロプレスやケメックスが推奨されています。
エチオピア グジウラガ地域
エチオピアのグジウラガは、特にフルーティーで華やかな風味が特徴のコーヒーであり、モカの味を強く感じることができます。
甘い果実の香りや爽やかな酸味があり、特にレモネードやライムのような爽やかさを持つコーヒーが多いです。
この地域は、イルガチェフェと並び、エチオピアを代表するコーヒー産地として高い評価を受けています。
グジのコーヒーは、非常に透明感があり、甘みと酸味が絶妙にバランスを取っています。さらに、細かい焙煎技術により、コーヒーのテロワールの特徴が豊かに表現されています。
グジ地域は、Nitisolと呼ばれる優れた土壌と豊富な雨量に恵まれています。この環境条件が、質の高いコーヒーの生産を支えています。
グジウラガ地域のコーヒーは、標高が1800mから2200mに位置し、在来種やJARC品種が栽培されています。特に、クラシックなフルーティーさを持ちながらも、爽やかな酸味と軽やかな苦みが特徴で、多くの愛好者に支持されています。
エチオピア ゲレナ農園
エチオピアのゲレナ農園は、特にゲイシャ種のコーヒーで有名です。
ゲイシャ種は、フローラルな香りとフルーツを思わせるフレーバーが特徴です。特に、レモンやジャスミンのような甘酸っぱい香りが感じられ、多くのコーヒー愛好者に支持されています。
ゲレナ農園のコーヒーは、ナチュラルプロセスで処理されており、完熟したコーヒーチェリーのみを使用します。
ケニア マーラ国立保護区
アフリカの有名な観光地であるマサイ マーラ国立保護区の近くで生産されている、比較的新しいコーヒーのブランド。
マーラ成分は、通常のウォッシュトプロセスに対して珍しいナチュラルプロセスで処理。フルーティーで酸味のある味わいを強調し、より独特な風味を引き出します。具体的には、ベリー系の果実味やレッドワインに似た甘さが特徴です
タンザニア ンゴロンゴロ地域
ンゴロンゴロコーヒーは、甘い香りとチョコレートのような甘みを特徴としており、まろやかなコクと心地よい苦味が絶妙なバランスで組み合わさっています。
常に高い品質を持ち、AAグレードを超えるAA++(TOP)として知られています。
ンゴロンゴロ地域のコーヒーは、一つ一つ手摘みされており、丁寧に生産されています。コーヒー豆は火山性土壌で栽培され、天日乾燥されています。
アジア
アジアのコーヒー豆の農園・地方に関して用語集をまとめました。
中国雲南省 天空農園
中国雲南省に位置する天空農園は、特にそのユニークなコーヒー豆で知られています。プーアル茶の製法からインスパイアされたプロセスを用いて、特別なコーヒー豆を生産しています。最も顕著な特徴は「二次発酵」によるナチュラルプロセスで、フルーティーな香りと複雑な味わいが生まれます。主にカティモールという品種が育てられ、特有の甘さと深みのある風味を持つ豆が得られています。
高品質なマイクロロットの生産でも知られており、特定の品種や生産方法に基づいて限られた数量しか生産されません。
天空農園のコーヒーは、ブランデーのような芳醇な香りと、ベリー系の酸味が特徴です。多くのコーヒー愛好者は、「お酒のような珈琲」とも表現しています。
さらに、梅酒やチョコレートのような甘さを持ち、さらには熟したフルーツの味わいも感じられます。
標高2000メートル以上の山岳地帯に位置し、環境的な要因が豆に特有の香りと味わいを与えています。メコン川の源流が流れ出るこの地域は、自然環境が豊かで、質の高いコーヒーの生産に適した条件を備えています。
天空農園の豆は、ダブルファーメンテーションという技術を用いて加工されており、発酵と味わいが深化しています。
コーヒー豆の品種
コーヒー豆の品種に関して用語集をまとめました。
パカマラ種
パカマラはアラビカ種に属するコーヒーの一品種で、エルサルバドルで生まれた人工交配種です。この品種は、パーカスと呼ばれるブルボン種の突然変異と、マラゴジッペ種(ティピカ種の変異種)との交配によって開発されました。
エルサルバドルだけでなく、ニカラグア、ホンジュラス、グァテマラなどの中南米地域でも生産されており、現在COE(Cup of Excellence)の上位を占める品種となっています。
パカマラは他のコーヒー品種に比べてかなり大きい豆を持つことが特徴で、そのため「大きな豆」という意味の名前が付けられました。
非常にジューシーな果実味とリッチな質感が楽しめることで人気があります。味わいは甘さと優雅な香りを特徴とし、多くのコーヒー愛好家に評価されています。
焙煎機
焙煎機の用語集をまとめました。
フジローヤルR101
フジローヤル R-101は、自家焙煎を始めるためのコンパクトで堅牢な業務用焙煎機です。
この焙煎機は、約1kgの生豆を投入することができ、約800gの焙煎済みコーヒー豆を製造できます。特にスペースが限られた店舗においても導入しやすく、火力と排気調整が可能なため、様々な焙煎スタイルに対応します。
R-101は省スペースを実現しており、イートインや豆売りにも対応できるよう設計されています。カフェなどの小規模な店舗での使用に最適です。
R-101は、デジタル温度計とガス圧力計を標準装備しており、精密な温度管理が可能です。
焙煎時の温度変化を細かく把握できるため、理想的な焙煎結果を得やすくなります。また、焙煎の際には、1kgの生豆を1バッチで焙煎することが可能で、月間で約100kgの焙煎を行うことができます。
付属品としては、キャスター台(オプション)やロースティングコンパス(別売り)があります。
購入後は1年間の保証が付いており、何か問題が発生した場合も安心です。購入を検討する際には、事前に製造元の富士珈機へ直接問い合わせることも推奨されています。
PROBAT
PROBATは、1868年にドイツで設立されたコーヒー焙煎機のリーディングプロバイダーです。世界で初めてのコーヒー焙煎機を開発したことで知られ、以来、業界の最前線で革新を続けています。
PROBATの製品には、商業用の焙煎機から小型のサンプル焙煎機まで多岐にわたります。
顧客のニーズに応じて、ショップロースターや工業用焙煎機も取り揃えています。たとえば、Pシリーズのショップロースターや、より大量生産向けのRシリーズなどがあり、どちらも高いパフォーマンスと信頼性を誇ります。遠心焙煎技術は成分の均一な加熱を可能にし、風味の一貫性を維持します。
コーヒー大会・イベント・協会
コーヒー大会・イベント・協会の用語集をまとめました。
日本スペシャルティコーヒー協会 (SCAJ)
SCAJ(Specialty Coffee Association of Japan)は、日本におけるスペシャルティコーヒーの普及を目的とした一般社団法人です。2005年から毎年開催されている「SCAJ コーヒー展示会」では、多くの生産国から高品質なコーヒー豆が紹介され、バイヤーやコーヒー愛好者にとって重要な交流の場となっています。
ジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ (JCRC)
ジャパン コーヒー ロースティング チャンピオンシップ(JCRC)は、日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)が主催する大会で、コーヒー焙煎の技術を競います。
参加者が選ばれたコーヒー豆を焙煎し、事前に申告されたFlavor Profilesに基づき味わいを再現することを目指します。競技最終日には、最も近い味に仕上げた選手が優勝者として認定されます。
焼き方のテクニックや焙煎環境の管理など、焙煎士としてのスキルを高めるための重要なプラットフォームとなっています。
また、JCRCは国際大会WCRC(World Coffee Roasting Championship)への選考会としても機能しており、優れた焙煎士が世界の舞台でも評価される機会を提供します
WCRC(ワールドコーヒーロースティングチャンピオンシップ)
WCRC(ワールドコーヒーロースティングチャンピオンシップ)は、コーヒー焙煎の技術を競う国際的な大会。
競技内容
大会では、各参加者が生豆を焙煎する過程を披露し、焙煎したコーヒーの味と香りが評価されます。
- Green Grading(生豆鑑定)
- Sample Roasting(サンプルロースト)
- Cupping(カッピング選考)
- プレゼンテーション(焙煎過程の説明)
WCRCは、参加者の焼き上げたコーヒーが審査員によって検査・評価される競技で、焙煎のみならず、参加者の焙煎哲学や選定した生豆の特性が審査に影響を与えます。
WCRCは不定期に開催され、過去の大会では異なる国々や地域で様々な焙煎機が使用されており、焙煎技術の国際的な比較が行われています。